全国邪馬台国連絡協議会 活動方針 <当面の活動方針> 1.定期的な全国研究大会(フォーラム、シンポジューム)を毎年開催し、 ①東京大会、 ②近畿東海大会(奈良、京都、大阪のいずれか)、 ③中四国大会(山陰、吉備、四国のいずれか)、 ④九州大会(宇佐、朝倉、吉野ケ里、福岡などのいずれか) を4年サイクルとするが、順番は別途協議する。また各地区では定期的な研究会を実施する。 2.各地区では、全国研究大会運営のために実行委員会を設置する。名称の例:全国邪馬台国連絡 協議会東京実行委員会。全国研究大会の費用は原則、開催する地区の負担とする。 3.大会の主なテーマは以下とする。 1).邪馬台国論: 特定候補地に絞り込むことはせず、各候補地を公平に扱い、各説を深め広 めていくことを目標とする。また、各説の違いと論点を明らかにすることにより、最終的 には候補地が収斂することを目指す。 2).邪馬台国前後:邪馬台国前史~邪馬台国~ヤマト王権(倭の五王まで)への歴史の流れ (日本国家形成のシナリオ)。邪馬台国位置論が決着していない現状では、各論者は特定 の説(位置論)を前提とするシナリオを提示する。そして、各論者のシナリオの違いと論 点を明らかにし、邪馬台国論の解決に資することを目指す。 3).古代年代論: 考古学年代論(土器年代論、古墳年代論、古鏡年代論など)、紀年論(日 本書紀、古事記や古代系図などから)、科学的年代論(年輪年代、炭素14年代、酸素同 位体比年代論など)。最終的には各年代論の一致を目指す。 4).日本人(民族)のアイデンティティと古代史:日本人(民族)が世界で活躍し、また世界 に更なる貢献をするためには、日本人(民族)のアイデンティティ確立が必要不可欠と考 えられる。このことと、古代史解明との関係・意義を、講演・対談・パネルディスカッシ ョンを通して明らかにする。 4年サイクルでまわす全国研究大会で①~④のどのテーマを取り上げるかは全邪馬連と各実行 委員会で協議し、大会運営は各実行委員会が行う。4.全邪馬連の年次総会は当面、東京で開催する。なお、将来は地区持ち回りを検討する。 平成26年4月19日 設立総会
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